ご挨拶
 20世紀後半から産業活動の活発化により、大量生産・大量消費型社会が形成されてきました。それに伴って大量の産業廃棄物が排出されるようになりました。この排出された産業廃棄物の中には有害物質を含むものも多く、環境破壊の一因となっています。

 このような環境を改善していくためには、21世紀は最適生産・最適消費そして最小廃棄の時代に移行する必要があります。しかし、廃棄物の処理・処分方法としては、今後も廃棄物処理施設の確保と、廃棄物のリサイクルによる再資源化を行い、循環型社会の形成を確立することが必要です。

 このような背景をもとにミラクルソル協会は、容器包装廃棄物の再資源化を目的として、ガラス廃材や空ビン、特にワインビンの廃材を原料として開発された新素材ミラクルソルを、建設分野に有効利用する為、新技術・新工法として提案し、各種工法を既に活用しております。

 このミラクルソルは多孔質間隙構造を有する新素材であるため、軽量かつ強固な特性を持っております。ミラクルソルは、製造条件により0.3〜1.5の比重および吸水・非吸水が調節可能です。「ミラクルソルのクラスター構想」として吸水性のものは岩盤を含めた斜面緑化・屋上・屋外庭園などの保水材として、非吸水性のものは軽量盛土材・軽量コンクリート二次製品の骨材・軽量コンクリート吹付工・地盤改良材・雑草防止材等に利用できます。そして、経済性と安全性を含めた合理的な設計施工が可能で、競争力のある工法としてミラクルソル工法の普及を展開することによって、新産業の構築や最終処分場の延命になり環境の保護・保全そして創出へと繋がると確信しております。

 今回、このホームページで紹介している工法の設計・施工についてのお問い合わせは、協会事務局あるいはミラクルソル協会会員まで御連絡下さい。