令和元年度第27回(ローカル)ミラクルソル協会による
「環境と防災と維持管理技術」技術研修会(CPDS・CPD認定研修会)開催

 令和元年11月21日、唐津市高齢者ふれあい会館「りふれ」にて、令和元年度第27回(ローカル)ミラクルソル協会主催による「環境と防災と維持管理技術」技術研修会(共催:佐賀県ジオファイバー協会・佐賀県ニューレスプ協会・SWライナー工法協会)を開催し、地元建設コンサルタント、建設業者、ミラクルソル協会員等、約120名の方々が参加した。
 冒頭、ミラクルソル協会理事長の原裕(日本建設技術且ミ長)は、「最近では毎年のように豪雨災害や台風災害などが全国的に頻発している。これは地球温暖化による気候変動が原因と思う。以前は大阪より九州の方が平均気温が高かったが、最近では逆転している。」と説明し、「国土交通省より2015年1月と2016年2月に(一社)斜面防災対策技術協会の「地すべり防止工事士」の地すべり・斜面災害・急傾斜等、計画・調査・設計・工事・維持補修について認可されたので活用してもらいたい。」と挨拶をした。
講演の様子 ミラクルソル協会理事長 日本建設技術 社長 原 裕
講演の様子
ミラクルソル協会理事長
日本建設技術 社長 原 裕
 原理事長の講演は、「ミラクルソル工法の環境負荷低減技術」と題し、ミラクルソルは1995年〜1996年の2年間で連続間隙構造と独立間隙構造の多目的環境新材料を開発し、2017年には中国珪砂を用いてのミラクルソル開発等を行った、その間に28工法を提案してきた。気候変動という地球規模での災害過多の環境の中、廃ガラスを再生資源化した多目的環境素材ミラクルソルを利用しての環境土木・環境緑化工法などを説明し、ミラクルソルを活用しての有明海の底泥改善やFWG・透保水性舗装工法を説明した。工法選定の段階で安全・機能性や経済性に加え環境及び耐久性の指標を持って工法を選ぶ必要がある。他工法と比較することで同工法の有効性を説明した。
講演の様子 日特建設 事業部 技術部 岩ア 玄之 次長
講演の様子
日特建設 事業部 技術部 岩ア 玄之 次長
 日特建設且幕ニ部 技術部 岩ア玄之次長は「環境防災技術から法面維持管理まで」と題し、ジオファイバー工法・親杭パネル壁工法・ニューレスプ工法の説明され、ジオファイバー工法ではポリエステル製の連続した繊維を砂質土と共に法面に吹き付け「連続繊維補強土」とし施工することで、既存木を残した法面保護・より良い植生基盤が求められる植栽工に使用する。と説明され、老朽化法面の補修補強方法ではニューレスプ工法の法面保護・補強・景観を損なわない工法であると実例を交えながら説明された。
講演の様子 日本建設技術 企画開発戦略本部 金丸 彦一郎 部長
講演の様子
日本建設技術 企画開発戦略本部
金丸 彦一郎 部長
 日本建設技術滑驩謚J発戦略本部 金丸彦一郎部長は「水産分野でのクリスタルバイオの活用状況」と題し、水産分野で「ろ過材」として使用するクリスタルバイオが、多孔質で表面積の大きい構造が高い硝化能力を有すること、又、軽量で取り扱が非常に楽であることを説明され、循環式飼育のろ材として活用されている事例とその評価等について説明された。
講演の様子 旧SHS永久アンカー協会 原 常任理事
講演の様子
旧SHS永久アンカー協会 原 常任理事
 旧SHS永久アンカー協会 原常任理事は「SHS永久アンカー工法の構造とそのメリット」と題し、様々な場面で使用されているグラウンドアンカーのSHS永久アンカーは、「アンカー頭部にオイルキャップ・スライドシースを施し又、定着部にはステンレスシースを使うことで、地下水・雨水や酸などの侵入を防止し高い防食性能があり、土木の分野では、地すべり防止工事、斜面・法面の安定化工事、自然災害の復旧工事、擁壁などの各構造物に対する補強工事に用いられている。」と説明され又、施工事例と共にアンカー工法の維持管理ついて説明された。
講演の様子 岡三リビック潟潟oイブ創新部 鳥飼 貴人 部長
講演の様子
岡三リビック潟潟oイブ創新部 鳥飼 貴人 部長
 岡三リビック潟潟oイブ創新部鳥飼貴人部長は「管更生技術の現状」(SWライナー工法技術審査証明改定の報告)と題し、管更生工法の一つであるSWライナー工法は管径φ800o〜1,800o・施工延長240m(管径による)の老朽化した鉄筋コンクリート管を閉塞・開削することなく施工でき、大幅な工期短縮と副産物を出さない工法で、これはマンホール間を1スパンと考え硬質塩化ビニル製の帯板を螺旋状に巻き立てた管を製管しながら既設管に挿入するためであると説明された。
会場の様子1 会場の様子2
会場の様子1 会場の様子2
日特建設潟pネル 日本建設技術潟pネル
日特建設潟pネル 日本建設技術潟pネル
日本建設技術潟pネル(水産養殖) 岡三リビック潟pネル
日本建設技術潟pネル(水産養殖) 岡三リビック潟pネル
ミラクルソル協会 副事務局 武冨 友徳  記
九建日報(2019.11.22)
佐賀建設新聞(2019.11.23)
C-net通信さが(2019.11.27)
建設通信新聞(2019.11.28)
■詳細
日時: 令和元年11月21日(木)9:00〜17:00(受付8:30より)
技術研修会場: 唐津市高齢者ふれあい会館「りふれ」 ホール(1F)
唐津市二タ子3-155-4 TEL 0955-72-9611
参加予定数: 180名(先着順、定員に達し次第締め切ります。)
参加費: 官公庁:無料、コンサルタント・建設会社:2,000円、協会員:1,000円
(振込先は、別紙の申込み用紙に記載。尚、第一部・第二部のみでも同額です。)
対象者: 官公庁、コンサルタント、建設会社、ジオファイバー協会会員、ニューレスプ協会会員、SWライナー工法協会、ミラクルソル協会会員
主催: ミラクルソル協会 (http://www.miracle-sol.gr.jp/)
共催: 佐賀県ジオファイバー協会
佐賀県ニューレスプ協会
SWライナー工法協会
※CPDS:第一部 4ユニット・第二部 4ユニット 合計8ユニット
※CPD:第一部 3.5単位・第二部 3.5単位 合計7.0単位
※第一部・第二部のみの受講も可能です
※CPD・CPDS技術者証、運転免許証など本人確認ができるもの(顔写真付き)をご持参ください。

プログラム(第一部)
08:30〜09:00 受   付
09:00〜10:30 講   演: 「ミラクルソル工法の環境負荷低減技術」
講   師: ミラクルソル協会 理事長 博士(工学) 原 裕
10:30〜12:00 講   演: 「環境防災技術から法面維持管理まで」
講   師: 日特建設(株) 九州支店 事業部 技術部 次長 岩ア 玄之
12:00〜12:30 休   憩
12:30〜13:00 講   演: 「パネルディスカッション:水と土と緑の環境を創出するミラクルソル工法
        ・ジオファイバー工法・ニューレスプ工法・親杭パネル壁工法」
講   師: 日本建設技術(株) 企画開発戦略本部 部長 金丸 彦一郎
講   師: (株)ニッケン 商事部 係長 武冨 友徳
講   師: 日特建設(株) 九州支店 事業部 技術部 次長 岩ア 玄之
プログラム(第二部)
12:30〜13:00 受   付
13:00〜13:30 講   演: 「水産分野でのクリスタルバイオの活用状況」
講   師: 日本建設技術(株) 企画開発戦略本部 部長 金丸 彦一郎
13:00〜13:30 講   演: 「SHS永久アンカー工法の構造とそのメリット」
講   師: 旧SHS永久アンカー協会 常任理事 博士(工学) 原 裕
14:30〜15:00 講   演: 「パネルディスカッション:クリスタルバイオ工法・SHSアンカー工法
        ・SWライナー工法」
講   師: 日本建設技術(株) 企画開発戦略本部 部長 金丸 彦一郎
講   師: (株)ニッケン 商事部 係長 武冨 友徳
講   師: 岡三リビック(株) 九州支店 部長 瀬頭 良樹
15:00〜16:30 講   演: 「管更生技術の現状(SWライナー工法技術審査証明改定の報告)」
講   師: 岡三リビック(株) リバイブ創新部 部長 鳥飼 貴人
16:30〜17:00 【質疑応答】
講   師: ミラクルソル協会 理事長 博士(工学) 原 裕
講   師: 日本建設技術(株) 企画開発戦略本部 部長 金丸 彦一郎
講   師: 日特建設(株) 九州支店 事業部 技術部 次長 岩ア 玄之
講   師: 岡三リビック(株) リバイブ創新部 部長 鳥飼 貴人
■お問合せ窓口
ミラクルソル協会 副事務局
住 所: 佐賀県唐津市北波多徳須恵1412-5
TEL: 0955-64-2164
FAX: 0955-51-2193
担 当: (株)ニッケン 担当者 武冨

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