本日は、大変お忙しいところミラクル協会総会にご出席頂き誠にありがとうございます。
日頃からミラクルソル工法の普及また、協会発展のためにご協力頂き誠にありがとうございます。
我々の置かれている建設環境は、非常に厳しい経済環境の中にありますが
21世紀は環境の時代と言われており、環境にやさしい、環境に配慮したミラクルソル協会のこの1年間の事業計画は、ほぼ計画通り実施しております。現場見学会も2回実施し、FWG軽量盛土工法の設計施工指針も出版し、学会活動も計10回の口答発表を行っております。
昨年の11月には土木学会にて「屋上緑化工法」で「新技術プロジェクト賞」を受賞し、今年の2月には発明大賞の考案功労賞をミラクルボードソイルストップ工法(MBSS工法)
で受賞しました。
このミラクルソル協会が保有する環境緑化工法・環境土木工法をより完成させるべく、昨年は環境緑化工法の「ウッドグリーン工法」を、新工法として本年は環境土木工法として「保水性歩道」をPRし、工法の普及に力を入れたいと思っております。
「ウッドグリーン工法」は2002年6月21日に現場実証試験をし、約10ヶ月経過した現場状況は約80%の面積に木本類が発芽し、緑化が進行しております。
「保水性歩道・舗装工法」は昨年基礎実験をし、一部をこの3月の土木学会西部支部にて研究発表を実施しました。論文は、配布させて頂いております。
9月の実証試験では、ミラクルソルを10p布設した保水性インターロッキングの場合が、従来工法に比較すると約10℃近く温度が低下する結果を得ており、今年度も継続して実験をし、現場実証試験を行う予定です。
両工法共に、地球温暖化の緩和・ヒートアイランド現象の抑制に役立つ新工法であると確信しております。
また、FWG軽量盛土工法につきましては、2001年4月〜2003年3月までの2年間に亘り、地盤工学会九州支部において、「建設発生土と廃棄物の有効利用に関する研究委員会」で委員をして発泡廃ガラス(ミラクルソル・FWG)を1つの工法として認知してもらう為に努力をし、ミラクルソルの概要や施工事例が載り、この5月には初版が出版されることになりました。協会員の方々には是非1部購入して頂きPRに使ってもらえればと思います。
また、地盤工学会土と基礎の6月号には「発泡廃ガラス材のクラスター構想―屋上緑化への有効利用―」というタイトルでヒートアイランド現象に貢献できる工法であることをPRしております。
また同じく、9月号には「環境に配慮した斜面災害の修復―発泡廃ガラス材を用いた事例―」というタイトルでFWG軽量盛土工法をPRする予定です。(原稿〆切日は5月19日です)
本日は、出席して、この辺りの詳しい話をし、ウッドグリーン工法の追跡調査、保水性歩道・舗装の基礎的実験の結果等々を話す予定でしたが、大変申し訳なく、また残念に思っております。
平成15年度におきましても計画通りの事業を実施していく所存でおりますので顧問の先生の皆様と協会会員の方々のご協力をよろしくお願い致します。
今日の総会を熱心にかつ十分なご審議を頂き、無事終了され、会員の皆様方に有意義な懇親の場を持って頂きます事を祈念し挨拶と致します。
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