「軽量盛土工法」特許査定される
特許第3519032号 軽量盛土工法

平成16年2月6日にガラス廃材を再利用・再資源化した発泡廃ガラス材を用いた軽量盛土工法の発明が特許された。
本発明は
1.発泡廃ガラス材の比重0.4〜1.5で粒径5〜40mmの独立間隙構造を有する材料を盛土材とし、盛土した後に転圧する工法、
2.発泡廃ガラス材と土を混合して盛土材とし、盛土した後に転圧する工法、 3.発泡廃ガラス材と現地発生土を混合して盛土材として盛土した後に転圧する工法。
3工法共に、30〜50cm撒き出しをした後に、振動ローラー、タンパーを用いて転圧を繰り返し、所定の高さに盛土する。設計する構造物や地盤の条件等に応じて発泡廃ガラスの比重を選定し、内部摩擦角を30°以上になるように転圧・盛土をする。このいずれかの工法により軽量盛土構造物を構築する工法。

用語解説:【発泡廃ガラス材】
商標名はミラクルソルで、FWG(Foamed Waste Grass)とも呼ぶ。 ガラス廃材を100μm以下に微粉砕し、発泡剤を2〜3種類添加し、約900℃のトンネルキルンで約10〜20分焼成することにより製造・製品化される人工軽量地盤材料。

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平成16年3月18日(木) 日刊工業新聞に掲載