平成22年度(第14回)現場見学会「FWG・ウッドチップ工法」開催

 平成22年5月24日(月)佐賀県有田町にて、平成22年度第14回現場見学会「FWG・ウッドチップ工法」を開催した。国交省、県、町などの官庁と建設会社、建設コンサルタント会社、ミラクルソル協会員の民間企業から約130名の参加があった。
 前半は有田町生涯学習センターにて、ミラクルソル協会理事長の原 裕が工法説明を行った。工法説明会では、近年の気温上昇などの環境問題について触れ、ガラス廃材を再資源化したリサイクル製品である『ミラクルソル』や間伐材を法面の植生基盤材として用いることで、地球温暖化の抑制に貢献できることを示した。さらに、吸水性のミラクルソルを植生基盤材に保水材として混合することで、初期発芽が良く、植生による法面の早期安定が得られることについて実績を用いて説明した。最後に、ミラクルソルを用いたその他の工法(屋上緑化工法・透保水性舗装工法など)についても説明した。
 現場説明会では、ミラクルソル協会員の日本建設技術梶@建設事業部 田中和久課長が「FWG・ウッドチップ工法」について、間伐材を一次破砕・二次破砕した木材チップを植生基盤材と混合し、法面に吹付ける工程を説明した。
 今回の工法説明会や現場見学会を通じて、環境ビジネスの重要性を訴え、また、多くの方にミラクルソル工法を知ってもらうことができたことは、工法の普及に有意義であった。

日本建設技術梶@企画開発戦略本部 技術研究所 地盤環境研究室 牛原裕司  記
九建日報(2010.5.26)
佐賀建設新聞(2010.5.27)
C-net通信さが(2010.5.26)

司会を務める協会副事務局長の安田功 協会事務局長の西村勲による講演者の紹介
開会挨拶を行う協会理事長の原 裕 工法説明を行う協会理事長の原 裕
現場説明を行う
日本建設技術梶@建設事業部 田中和久課長
現場説明会の様子