表面をゼオライト化した機能性発泡ガラスの
製造技術の開発に成功


 ミラクルソル協会員の日本建設技術鰍ヘ、2004年から2006年の3年間、(独)科学技術振興機構(JST)の独創的シーズ展開事業・委託開発の開発課題『表面をゼオライト化した機能性発泡ガラスの製造技術』で、発泡ガラスとゼオライト化発泡ガラスの製造設備を開発してきました。
 開発目標は、@全製造工程の設備システムの開発、A主原料が廃ガラスのみで比重が1.2以上かつ連続間隙構造に近い素材の開発、Bその表面をゼオライト化し、陽イオン交換能を有する新素材(CEC値が50meq/100g)の開発、の3項目の新しい製造技術と新素材の開発です。
 2007年3月にすべての研究開発が終了し、JST(理事長:北澤宏一)はこのほど、独創的シーズ展開事業・委託開発の開発課題『表面をゼオライト化した機能性発泡ガラスの製造技術』の開発結果を"成功"と認定しました。
 この製造設備を"テクノキルン"と呼び、今後も未来材料の研究開発を行っていきます。

日本建設技術(株) 企画開発戦略本部 技術研究所 水環境研究室 松尾保成 記

科学技術振興機構報 第442号(2007.11.19)
日刊工業新聞(2007.11.20)
フジサンケイビジネスアイWEB(2007.11.20)
産経新聞(2007.11.26)
長崎建設新聞(2007.12.4)
科学新聞(2007.12.7)
循環経済新聞(2007.12.10)

工場外観
工場内 ゼオライト化設備
ゼオライト化発泡ガラス外観 ゼオライト化発泡ガラス電子顕微鏡写真